1989年4月30日、マイカル本牧開業
コンセプトは「アーバンリゾート」
敷地面積33,456㎡、延べ床面積121,000㎡、事業面積49,334㎡。センター地区は9のブロックに分かれ、一番街から一一番街(四、九番街はなし。)で、スペイン風の建物が並ぶ。
一番街:5層
コンセプト「ファミリーで訪れる、都市生活者のための街」
「サティ」の直営店。2階中央にイスパニア広場があり、スペインで買いつけた噴水、パラソル、木製の椅子が設置されている。
フィッシャーマンズワーフ:1F
魚売場で水槽に泳がせた魚を扱っている。水量は70トンの回廊式大水槽があり、客が指示した魚を漁師役の販売員がタモ網ですくい上げ、ガラス張りの調理室を見ることができる。魚は、持ち帰りの他に同じフロアのSUSHIバーやレストランで自分に合った料理にしてもらえる。
ファンタジーフォレスト:5F
玩具売場で森の内装と販売員の制服でファンタジックな雰囲気で人形劇が演じられる。入口には喫茶店もある。
二番街:4層(2~3階はサティ)
コンセプト「アニメティな住空間を提案する街」
全館が、各種インテリア、生活グッズ、それに住宅の設計から施行までの商談ルームがある。
ラ・カンパニア:2F
ニューヨークのインテリア専門店。「自然と人との触れ合い」をテーマに、素朴であたたかみのある家具や、テーブルウェア、カーテン用品などを扱っている。
真物(ほんもの)哲学:2F
”本物志向”に応えるため、素材、つくり方など伝統的な良さに現代風の使い勝手の良さを加味した商品を扱っている。
アテナパビリオン:4F
ショールームと住まいのライブラリー、ティールーム、ギャラリーで構成されている。松下電器、松下電工、東陶機器、吉田工業、等。
三番街:8層(3~8階は駐車場)
「地域生活者のためのコミュニケーションサービスの場」
サンディエゴの鐘が納まったタルデの塔(鐘楼)がシンボルとしてある。
郵便局、銀行、不動産会社:1F
証券会社、ローン、クレジットセンター:2F
コミュニティーホール、ティーサロン、パブリックスペース:2F
四番街:縁起が悪いとしてなし
五番街:6層
F.O.B.COOP:1F
NEBULA:1F
ラテン語で雲、英語で星雲の意味で、インポートファッションショップが38店舗ある。
ザ・コックピット:2F
日本初登場で、1940~1950年代のアメリカ空軍のファッションを集めたブティックで天井から軽飛行機が吊り下げられている。
アポロシアター:3F
ニューヨークのアポロシアターと提携した多目的ホール
杮落しとして『ジ・アポロショウ・ウィズ・ミリー・ジャクソン』が開催された。
マイケル・ジャクソンの姉、ラトゥーヤ・ジャクソンもライブを開催した。
シネスクエア本牧:3F
名画志向の「シネスイッチ本牧」と、エンターテインメント作品が中心の「シネページ本牧」の2館からなる。
「シネスイッチ本牧」の杮落しは「ニューシネマパラダイス」で大盛況だった。
DYNALECX:4F
お化け屋敷などのアミューズメントパーク。
レストラン街:4F
フランス田舎風、イタリア、メキシコ、インド、タイ、韓国、日本などの料理店がある。
ウォーター・シティ・アクラ:5~6F
スポーツ、フィットネスとして「エグザス(アクティブ・フィットネス・スペース)」、「フライツァイト(メンタルフィットネス)」、「ジュテ(スポーツ・エステティクス)」から構成されている。
オフィサーズクラブ:6F
米軍接収時代に本牧にあった将校クラブを再現したもので、随所に星条旗が飾られているなど、アーリーアメリカン調。音楽、ダンス、お酒を楽しめる大人の空間。
六番街:(駐車場)
カーラボラトリー:1F
カーライフのショウルームとして「ワープ(1960年代のメルセデス・ジャガー)」、「オートラマ本牧(アメリカ車)」、「M’S FIDA(BMWのバイク専門店)」、
アービーズ:1F
ローストビーフサンドウィッチの専門店。
七番街:(宿泊施設)
ホテル・ルファール本牧
11階建てで、最上階はバー。当時の料金は次の通り。
ツイン:42室(24000円)
DXツイン:16室(35000円~50000円)
スイート:2室(120000円)
和室:2室(45000円)
NEPTUNE:11F
八番街:(駐車場)
ミスタードーナッツ:1F
当時の外観は、派手なアメリカン調!
九番街:縁起が悪いとしてなし
一0番街:(駐車場)
ミスターピザ:1F
一一番街:(駐車場)
百人一首:1F
磯辺料理。
一二番街:(駐車場)
ポパイ:1F
釣具。
その他
ASTY館
セガ・ワールド本牧:B1
ディズニーストア 本牧店:1F
Dr.KIDS:2F
玩具
KIDSPORTS:4F
子供用アスレチック
グロブナースクエア
ケンタッキーフライドチキン本牧店:1F
初年度は、なんと!東京ディズニーランドの入場者を上回り、1500万人を越えていました。現在は・・・
コメント
元磯子区民さん、コメントありがとうございます。
マイカル本牧の登場は衝撃的でしたね。休日となると、駐車場待ちの行列が凄かったことを覚えています。
そうそう、バブル時代だったので、アクラ本牧の年会費も高額でしたが屋上のプールは、まさにセレブ感がありました。
ビリヤードであれば、当時は「アロハカフェ」でしょうか?飲食店も最先端でアメリカンなお店が多くあり、街全体がキラキラしていましたよね。現在は、当時から残っているお店は、ゴールデン・カップ、IG(イタリアンガーデン)、ブギーカフェは営業しています。是非、たまには本牧界隈にいらしてください。
マイカル本牧の前後は幼少期に南本牧の埠頭や市民公園で釣り、親戚もD突堤前のポートハイツに住んでいたので、全盛期のこちらの写真群は感涙物でした。
未だに5番街にあったウォーターシティ・アクラ本牧の販促用の小さいティッシュを捨てることができずに保管しております。
当時の会費が1年一括15万円だったため、子供心に相当衝撃を受けました。
今は産業道路の上には湾岸線の高架がかかり、埠頭から塩を運んでいた貨物列車は廃線となってしまいましたが、マイカル終焉辺りには免許を取得して原付でビリヤードをしに行った思い出が今でも思い出されます。
soda さん、コメントありがとうございます。
当時は、バブリー前回の時代でしたね。「L.a.s.t」や「shuffle」は、私も通いました!その2店舗は現在ありません。当時の、BAR関連の写真も掲載しておりますので、お時間ありましたら御覧ください。
https://www.honmoku.net/bar199x/
とても懐かしいです。当時は撮影でもここを訪れた事があります。
車移動に頼る事になるんですけど、とにかくバブリーでした。近くのバーL.a.s.tも良く行きました。shuffle?だったかな?というお洒落なバーもありましたね。正にバブルを反映していたエリア。久しぶりにまた訪れてみようと思います。
キャサリンさん、コメントありがとうございます。
私の知ってる限りでは、横浜元町の「タカラダ」が入っておりました。
https://takarada.co.jp/
ここではないでしょうか?
マイカル本牧にあった陶器店の食器探しています。 作家 窯元 等の情報分かる方いませんか?
めんぼうさん、コメントありがとうございます。
本牧もお洒落なバーがありましたが、タイクーンと同じエリアには、ベイサイドクラブがありまして、ブラック系のライブもあったり週末のは大勢の人が集まっていました。コロナ過もあって、最近は特に人が少なく寂しい雰囲気になっています。また、バーなど横浜の雰囲気あるお店が増えると良いですよね。
近隣にも便乗で、オシャレなバーが幾つかあったと記憶しております。タイクーンもしかり。当時は、アクセスの悪さも、それほど気にならなかったような気がします。何かとても切なくなります。
みぃさん!コメントありがとうございます。
地元の住民は、今でもイオン本牧を「マイカル」と言っています。(私だけかもですが、、、)
やはり、本牧の歴史では重要な存在で夢のようなバブル感でしたね。私も色々と資料を収集しているのですが、「フロアガイド」がありません。当時は、何枚も持っていたのですが、捨ててしまってと思います。これからも「マイカル本牧」の資料を入手次第追加して行きますので宜しくお願い致します。
ツイッターで「本牧」の検索からこちらに来ました。もうただただ懐かしいの一言です。今でもイオンやベイタウンでふっと重なることがあります。夢のような空間。バブルでしたねぇ。。このような記事を求めていました。本当にありがたいです。マイカル本牧のフロアガイドはないですか?捨ててしまって後悔してます。
そんな過去があったのですね。接収地の活用がバブル絶頂期と重なり、更に駅(地下鉄)の建設計画が中止されたり、様々な要素があったとは思います。亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
マイカル本牧のオープニングイベントの一つで気球に乗った男性が旅立ったのですが、気球は行方不明となり、数日後に亡くなった男性とともに発見されました。そのときに何か、未来を暗示していたように感じました。